「ある程度の時間を生きれば人は大抵何かのなれの果てです」
「世の中のほとんど全ての出来事は、本当にもうロクなもんじゃないのさ。興味を持てば裏切られ、夢中になれば騙される。下手に好奇心なんてあるとやってけないぞ」
「沢山の映画のその中には、君のような人間が大活躍する話がきっとある。君の仲間がきっといる。映画を観てれば大丈夫。一生、さみしくなんかない。」
「俺の善意の動機にはさみしさだけしか詰まっていない」
「あの頃の俺達が、世の中全てを憎んでいる気になれたのは、俺達がただガキだったから、世の中そのものが今よりずっと狭かったからなだけだぞ?」
「タクシー乗ってたデニーロもバスに乗り込んだダスティン・ホフマンも、蜂の巣になったポール・ニューマンも! 映画みてる最中はみんな仲間だと思ってたのにさ。…結局、俺の生活だけが、いつまでたってもアメリカン・ニューシネマだ」
「綺麗事にしないと耐えらんないことってあるんだな」
「お互い、惚れたきっかけを無くしたな。」
「知らない人の一人や二人、犠牲にしなきゃ幸せになれないんじゃない?」
「スゲー奴は常に現在進行形ですごい!将来性なんて言ってる時点でそいつに未来はない!」
「教えるものか。真実を知ってもお前らは目をそらすだけだからな」
「俺だっていかないよ、キャバクラなんか。行く行かないって話、してる時が好きなんだよ!よし帰るぞ」
「俺は才能ないまま売れたいの! 変な顔のままモテたいの!」
「ここはなんでも売ってる闇市だからな。質問の答えだって売ってるぜ」
「私が私を否定しても信じてくれなきゃ悲しいよ」
「まぁ俺は身近にいる女性は基本的に全員、恋愛の対象としているよ。いつも君のこともスケベな目で見てるし。」
「愛と名前がついてるもので受け取めきれないものはない!」
「田舎は王様の顔が見えやすくてつらいだろ。都会は自分が誰の奴隷かわかりづらいから、過ごしやすいよ?」
「上村さんが手の届く範囲で一番かわいいのって私とかでしょ?」
「当たって砕けろ、砕けた破片も当てろ!」
「…あの頃の俺は、目に映る出来事の全てを、自分の都合のいいように誤解できる力を持っていた。」
「僕の好きな人はいつも僕を好きじゃない」
「私の田舎じゃロックってのは、浜田省吾のことだったのよ。東京のロックはどうにもややこしくていけないねぇ。」
「考えるだけで面白いのが、明日ってやつだ。そうじゃなきゃ、やってらんねぇ」
「本気で誰かを守ろうと思ったら、世の中の仕組みごと変えないと!」
「まだなんとかなると思ってるんだろ? だから悩むんだよ」
「生きていると、うまくいかないことが多々あります。そんな時、自分のせいにする者と、世の中のせいにする者がいると私は思っています」
「お前ら、勝者が遠慮しないから! こっちが必要以上に負けた気になってんだ!」
「…毎日毎日暗いニュースが飛び交っているのにさ、どうして私達だけが、そういった事と無関係に幸せになれるって信じられるの?」
「死んだことなどないのに、死んでしまうということを、どうして悲しく思うのでしょうか…」
「…想像力は弱者の武器だよ」
「人々の寝息をすり抜けて知らない土地へ渡りましょう。誰かのレム睡眠に紛れ込み、姿をくらましてやりましょう」
「僕達は醜いんだろう? ちゃんと軽蔑しあおうよ。じゃなきゃ嘘だ」
「今のあんたが何者なのかは、次、動きだした瞬間に決まるんよ」
「…僕は悲しいくらい相変わらずです。毎日が、思った通りに過ぎていく」
「いつだって、信じることのみが救いで、結果に救いはないからね」
「バイトと同じ仕事してる社員なんて心の底から馬鹿にしてました」
「哀しいことに人生は、振り返る時のみが楽しいものだからな」
「あの時の生きてる実感が、時代の、戦争の、せいだったなんて、思いたくないから!」
「みんな、それぞれ人生のさ、色んなことを我慢して妥協して生きてるんだぞ! 君はどうしてそれが出来ないのかな? 俺で妥協しろよ!我慢して俺と付き合え!」
「察しがよくなると、傷つくことが多くなる。」
「君にはさ、俺みたいな男の手の届かないところにいて欲しいのよ。だから、ほんのちょっとだって俺なんかに優しくしないで欲しいんだよね!」
「早くお金持ちになって、話の合わない人と話さなくてもいい暮らしがしたいよね」
「自分のことが嫌いだと、自分に似てる人も嫌いになっちゃう。…似たもの同士で慰め合えないのは寂しいね」
「おいおい、謙遜するのもいいけれど、自分を褒めるのが下手だと人生疲れるぞ」
「…自分が正しいと思ってる間は、人はどこまでも図々しくなれるな。」
「自分に理解できないものを否定していたら幸せにはなれないぞ。幸せは君ごとき理解の外にある!」
「あのね、勢いで言っちゃうことあるじゃない? それを全部、実現してたら大変だよ? 大事なのは勢いで、内容じゃないのよ」
「これは薄々気付いていたことなんだけど、風俗嬢って別に俺のこと好きじゃないのな」
「ねぇ、どこへだって行けばいいと思うよ。目的地を決めなければ、迷っていることにはならないし」
「まっとうな生活って、ただれた生活より劣ってみえたりする時があるでしょう?」
「夢が叶った後にだって、人生は続くってことは知らなかった」
「時代のせいにさせろよ、俺のせいにするんじゃねーよ!」
「今、反省したら負けよ、もうおばさんだもん。今、反省したって、もうなーんも取り返せないんだもん」
「本当は美人なんていないんじゃないですかね? …ここにいる全員が、話したことも触ったこともないんですよ。そんなの存在するって言えるんですかね?」
「…だめですよ、大きなもの相手に自分を語っちゃダメです。だって私達はもっとずっと小さな生活の中で、楽しい右往左往があったはずじゃないですか」
「あのさぁ! 世の中が正しくなったとして、その世の中にふさわしいほど私達、正しくなれないからね?」
「俺、嘘信じない奴、嫌い」
「手に入らないものはもういらない! そういうものに惑わされるのはもうほんのちょっとだってうんざりなんだ…」
「君が悩んでいることのほとんどが、映画の中ではとっくに答えが出ているぞ」
「夜風に周波数を紛れ込ませ、君の網戸をすり抜ける、夜のストレンジャーとは俺のことに違いない!」
「大抵の市民ときたら、長い暮らしのその中で、自分の分を思い知り、受け入れられる程度の不幸と共に、苦笑いも笑顔のうちで過ごしていくのよ」
「時代のせいにさせろよ! 俺のせいにするんじゃねーよ!」
「…僕ももう10歳だ。世の中がこれ以上良くならないってことには気付いている。だったらせめて、見たくないものを隠していこうって話だよ。…あんた、もっと隅っこで生きてくれ」
「見たことあるようで見たことないことばかりを見ていたいね」
「ねぇ、どこへだって行けばいいと思うよ? 目的地を決めなければ、迷っていることにはならないし」